「カウンセリングってどうなの…?」、「なんか胡散臭い感じがする」
カウンセリングに対するイメージは人によって様々ですが、今回はASDの私が実際に受けたカウンセリングの感想を書いていきます。
カウンセリングのことが気になる人は参考にしてみてください。
ASDの方にカウンセリングが有効な一般的な理由
自己理解が深まる
ASDの人は、自分の感情や思考パターンが他人と違うと感じることが多いです。カウンセリングを通じてそれを言語化したり整理したりすることで、自分への理解が進みます。
対人関係の困りごとを整理できる
人間関係で悩むことが多いASDにとって、カウンセラーと一緒に状況を振り返り、どう対応すればいいかを考えるのは助けになります。
二次的な問題(うつ、不安など)への対処
ASDそのものだけでなく、周囲とのミスマッチからくる「二次障害(うつ、不安、自己否定)」に対してカウンセリングが非常に役立つケースが多いです。
ASD診断後にカウンセリングもすることに
私は最初に通院していた病院でASDの診断を受けたのですが、その病院でカウンセリングもしてもらうことになりました。
ASD診断の説明をした後で、主治医が「カウンセリングもできますけど…」みたいなことを言ったので、「じゃあ、お願いします」という感じでカウンセリングを受けることになりました。
今考えると、この時同席していたカウンセラーの態度は少しよそよそしく変だったと思いますが、当時は「こんなものか」と気にすることはなかったです。
丁寧だけどなんか嚙み合わないカウンセリング
ASD診断の翌月、初めてのカウンセリングを受けることになりました。
カウンセリングは1時間で臨床心理士の先生とマンツーマンで行います。
私としては、ASDのことについていろいろな内容のカウンセリングを受けれると期待していたのですが、実際には職場での悩み事相談やストレスとの向き合い方のような内容でした。
カウンセリングの先生は話し方や対応の仕方は丁寧ですが、誰でも抱えていそうな一般的な悩み相談のようなことしか言わず、ASD特有の悩みに関することは殆ど話すことはありませんでした。
もしかしたら、その先生は発達障害のことがよくわかっていなかったのかもしれません。
という感じだったので、月に1回はカウンセリングに行っていたのですが、毎回ありきたりな話をするだけでした。
カウンセラー次第なのか!?
結局、カウンセリングには半年くらいしか通わずに、他の病院へ通院することにしました。
実際にカウンセリングを受けてみた感想ですが、「カウンセラー次第じゃないかな」というのが正直な気持ちです。
発達障害専門のカウンセラーに当たればもっと有意義な時間になったかもしれませんが、私の通った病院のカウンセラーは、多分発達障害専門の人ではなかったのだと思います。
もし、専門のカウンセラーに当たっていれば、違った印象を抱いたはずです。
話を聞いて欲しいという人にはオススメかも
とはいえ、丁寧に話を聞いてもらったので、そういう人にはオススメできると思います。
「悩みを聞いて欲しい」という人は、一度カウンセリングを受けるのもいいかもしれません。
ですが、私のようにASDの問題を一緒に解決する人を探している人は、ちょっと合わない感じです。
ちなみに、カウンセリングをやっていない病院もあるので、事前に電話で確認しておいた方がスムーズにいくでしょう。
カウンセリングを受けるときは準備しよう
ちょっとカウンセラーが合わないみたいなことを書いてしまいましたが、事前にこちらで準備していればまた違った結果になったかもしれません。
例えば、次のようなことをしていれば、もっと有意義なカウンセリングになったかもしれません。
- 事前に話したいことをメモしておく
- 自分の特性を簡単にまとめておく
- カウンセリングの後も、感じたことをメモする
これらの準備をして、カウンセラーにも自分のASDの特性をしっかりと伝えるなどすれば、もっと効果的だったかもしれません。
これからカウンセリングを受けようと思っている人は参考にしてみてください。
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